ウィルダネス・ファシリテーションとは

WFが目指すもの

人間尊重の社会、人間主体の時代へ

戦後の経済成長によって、私たちはある種の豊かさを獲得してきました。しかしバブル崩壊後は、いじめ、過労死、孤独の末の犯罪、精神的ストレスによる自殺等のニュースがメディアを賑わせるようになりました。時代のうねりが人間の心の在りように影を落としているのではないか、そう思えてなりません。

そして今、資本主義は限界を迎え、戦争によってしか経済成長は望めないとまで言われるようになりました。

仮にそうだとしたら、私たちは経済成長を手放すことができるでしょうか。

経済成長という信仰の陰で、商業主義の潮流に押し流され、私たちは立ち止まれなくなっていないでしょうか。

テクノロジーでは、バイオとITの発展は目覚ましく、規制が追いつかない程です。20世紀末には既にクローン羊が誕生し、2045年には人工知能が人類を超えると言われています。医療やエネルギー等テクノロジーが私たちにもたらす恩恵は多大でしょう。しかし、その利用方法を巡っては私たちの倫理観が問われることになります。

世界の大きな力動の中で、私たちは重要な判断ができるでしょうか。

私たちの生き方、価値観、社会の在りようを問い直し、イデオロギーを再構築する時がきているのだと思います。

 

WFの使命

"人間尊重の社会、人間主体の時代"を実現すること

ウィルダネス・ファシリテーションは、

私たちが人間が、時代の慣性の中に自らの足でしっかりと立ち、

私たち一人ひとりが人間らしく生きられる人間尊重の社会

私たちの未来を、私たちの意思によって、主体的に選択できる時代を目指します。

 

そのために、

ウィルダネス・ファシリテーションは、

主な事業として、次の3つの分野で、草の根レベルの活動に取り組みます。

人へのアプローチ:教育(共育)・人材育成事業

ワークショップや研修の運営実施等、体験と気づき、学びの機会を提供します。また、実践を通じて教育のあり方を体現・提案します。

 

人間関係へのアプローチ:組織支援コンサルテーション事業

関係性の質を向上し、組織の効果性や健全性、自己革新力を高めることで、しなやかで強い持続的な組織作りを支援します。

 

人とのアプローチ:協働プロジェクト事業

ファシリテーター育成やファシリテーションの普及、青少年の健全育成等、関係機関との協働による社会課題解決プロジェクトに取り組みます。

 

WFの特徴・大切にしていること

ウィルダネス・ファシリテーションは、"次代を拓くリーダーシップ" を発揮する存在であろうとしています。

また上記の事業を通じて、"次代を拓くリーダーシップ" を育て、社会に波及していくことこそ、使命実現のために必要なことだと考えています。

次代を拓くリーダーシップ

1.自分を信頼する気持ち

自分ならできる、やり遂げる力があると信じる気持ち。勇気をもって踏み出す姿勢。人が持っている可能性の大きさに気づき信じること。人は本来持っている能力のほんの一部しか使っていないこと、及び誰しもに大きな可能性が眠らせていることに気づくこと。

2.他者への信頼や尊敬の気持ち

人間の尊厳に気づくこと。人間尊重の価値観を育むこと。人は皆生れながらにして自由で平等な存在であるということ。能力や性格、信念とは無関係に、その存在には等しく価値があるということ。

3.外界との繋がりを自覚し、社会が抱える課題を自分事として捉える姿勢

世界の物質的・精神的つながりを自覚すること。それは、失われてみないと気づきにくいものである。世界が複雑な相互依存によって成り立っており、その相互依存の上に自分が立っているということ、自分の選択が他者や世界の未来に影響するということ。

4.真実への探究心、学び成長する姿勢

真実を探求し、深慮し、そこから学び、より良い未来を導き出していくこと。人は、思い込みや先入観によって、見たいものを見たいように見るが、それを理解した上で、物事をあるがままに観る姿勢を持つこと。

5.等身大の人間の姿を受け入れ、創造性を発揮する姿勢

人間は、易きに流れる、手を抜く、他者のせいにして自分を守る、自分の利益を優先するといった行動をとることがあるが、それは悪ではなく等身大の人間の特性として受け入れ、望ましい未来実現に向けて創造性を発揮すること

6.多様性・違い・対立を正のエネルギーに変換する姿勢

多様であるということは健全である捉えること。違いは時に対立を起こすが、幅を広げたり、創造性を高めてくれるものでもある。先入観や相手を打ち負かしたい欲求を保留し異質なものと対話し歩み寄る姿勢。

7.未知への対応力・適応力

困難、不確かさ、未知のものに直面した時、恐れに呑み込まれることなく、柔軟に考え、直感を働かせたり、機転を利かせたり、新しい方法を取り入れたりして適応、対処する力。

プロフィール

河合宗寛(かわいむねひろ) ウィルダネス・ファシリテーション代表

2005年、横浜国立大学教育人間科学部学校教育課程卒業。

(公財)日本アウトワード・バウンド協会で冒険教育インストラクターとして勤務。

2006年、2年間JICA青年海外協力隊としてタンザニアの大学教員として体育教育の振興に従事。体育教育の普及、指導者養成、関係機関の協力体制構築に貢献。

2008年、(公財)日本アウトワード・バウンド協会にて、青少年教育事業及び指導者養成の企画開発、企業研修研修指導業務を担当。新入社員研修、管理職研修、次世代リーダー研修、チームビルディング研修、教員免許状更新講習等。また組織の安全担当としてヒューマンファクターに基づく安全な仕組み作りを行った。

2015年、自由主義経済やグローバル化、IT化といった時代の潮流に押し流され、立ち止まれなくなっていく世の中を危惧して「人間尊重の社会、人間主体の時代」を実現すべくウィルダネス・ファシリテーションを設立。

しなやかで持続性のある組織を目指したコンサルテーション、人間関係トレーニング、人材開発研修、チームビルディング研修、青少年教育指導者の養成、青少年教育事業、児童養護施設の自立支援事業、ファシリテーションの普及等を行う。

同年、ファシリテーション・ラボ信州を主催。ファシリテーションを学ぶ拠点がない長野にてファシリテーション講座を開催し、拠点作り、ネットワーク作りを行う。

エピソード1

私の原体験

私が中学2年生の時でした。当時の私は、自分に自信が持てませんでした。学校では目立ちたいけど特別なとりえがあるわけでもなく、自分の中で決めた「学校でイケてる人ランキング」は中の中。大きく見られたい、どうやって自分を大きく見せようか、と日々考えていたように思います。

そんな中学2年の冬休み、伯父に連れられてヨットの旅に出ました。未知のことをやってみるというのは不安でヨットに乗ることをかなり渋ったと記憶しています。しかも初日から海は大荒れで雨、風、波に襲われ、ヨットが転覆するのではないかとドキドキしました。そんな状況にもかかわらず伯父は冗談を飛ばして笑っていました。何時間かの航海の後、天気は回復し、私たちは港に到着しました。ヨットの上で火を熾してご飯を食べ、ヨットの中で寝ました。港に無事辿りついた頃から、私の気持ちも変化して、旅全体がとてもエキサイティングで楽しいものへと変わっていきました。以来、一つ一つの体験が新鮮でワイルドで、それまでの私がまるで知らなかった遠い世界の出来事のようでした。4日間を海の上で過ごした後、いつもの生活へと帰ってきました。冬休みがあけて学校生活に戻る と、なんだか周りが小さく見えたことが印象的でした。自分が勝手に作り出していた「イケてるランキング」も変化しました。というよりはそれが幻想であることに気付いたのかもしれません。

この旅で学んだことを1つ言葉にするのならば、「真のかっこよさって、内面からにじみ出るものなんだ」ということです。伯父と過ごして私が肌で感じたことです。それまでの私は、自分を大きく見せかけることばかりに気を遣っていました。それがこの旅以来、「真にかっこいい男になりたい」と思って、自分を大きく見せることよりも、自分の中身を磨くことにエネルギーを注ぐようになりました。すると不思議なことに、未知のことに対して不安ではなくワクワクした気持ちが湧いてくるようになりました。様々なことに挑戦してみようと思えるようになりました。そして何かやってみるとそこから得られることがあって、その都度成長できる自分を感じました。まるで僕の人生が狭い世界を飛び出して成長のスパイラルに乗ったようでした。

ほんの少し勇気を出して自分を閉じ込めている世界から踏み出してみることで、人は成長できるように思います。それは子どもでも大人でもいくつになっても同じだと思います。自分のこれまでを振り返ってみて改めてそう感じます。訪れてくれる人が成長できる場を作っていきたいと思っています。

 気軽にご連絡下さい

研修やワークショップ、ファシリテーター派遣のご依頼、人間関係や人材育成、組織の文化風土に関するご相談等、皆様からのご相談ご連絡をお待ちしております。