南紀の沢と熊野古道を巡る 投稿者: kawaimunehiro2017年11月27日2017年12月24日山、自然体験 本州最南の地、紀伊半島。深い森に豊かな水を湛え、古えの時代より滔々と続く熊野の流れ。 大きな釜を持つ熊野の門をくぐると、今度は50mの大滝に迎えられる。 滝を越えて、さらに奥へと踏み入る 火を囲み一夜を過ごせば、すっかり熊野に馴染む 秋晴れの下 南紀の旅路をゆく その昔、巨人が積んだのだろうか。巨岩を攀じり、くぐる。 足元には小人たちの気配 翠の淵で戯れ 自然の造形に悠久の時を思ふ 濡れた体に心地いい やがて渓は一枚岩に どこまでも続く回廊をひたひたと 時折現れる淵と滝を越え 古人の足跡を目指す 野生の世界から人の匂いのする場所へ 勝浦の海を望み 那智の神様をお参り 巨木の歴史と石畳をたどり下界へ Tweet