埼玉県の児童養護施設3つ合同で行う3泊4日のチャレンジキャンプ。
3月からおよそ半年をかけて、ボランティアスタッフのみなさんと企画を練ってきました。
資金繰りに苦労して、初めてのクラウドファンディングにも挑戦しました。結果は未達に終わりましたが、募金してくれる方のあたたかいメッセージに励まされたり、募金を通じての出会いが新たな展開につながったりと収穫もありました。
運営メンバーが遠隔地に住んでいるため顔をそろえての打ち合わせが難しかったり、必要な手続きをよく理解していないために計画に漏れがあったりと、トラブルもたくさんあってキャンプ実施に至るまでなかなか苦労しました。
そんなスタッフの心配をよそに、子どもたちは元気いっぱいやる気いっぱい。
始まってしまえばあとは子どもたちに託して僕は見守り役。
集ったメンバーの手によって創り上げていったすばらしいキャンプになりました。
ゆったりとした時間の中で子どもたちひとりひとりのキャンプに対する期待やその時々の気持ちを大切にしながら、過ごせたように思います。
キャンプを終えたときの僕は、疲れたというより癒されたという感じが強く不思議な時間を過ごしました。
以前星野先生がこんなことをおっしゃっていたのを思い出しました。
組織・集団が持つ機能の一つは目標を達成することで、もう一つは癒しです。
朝起きて出勤するときに、同僚の顔を思い浮かべて、どんな感じがするでしょうか?
あの人たちに会わなきゃいけないのか、行きたくないなあ、、、なのか
みんなの顔を見に行こうかな、、、と思えるのか
癒しに止まらず人が健全に成長できる環境というのは、後者のような関係性を言うのだろうなあ、と体感させてもらったような気がします。