日本有数の豪雪地帯上越国境。雪によって削り磨かれた美しく急峻な谷とは対象的に、なだらかな草原に囲まれた山頂を持つ巻機山。一面秋色に包まれるこの時期の、満月の日に、沢を遡行し、頂上直下の稜線で夜を過ごしました。
紅と黄色に覆われた谷、石畳のように続く岩盤、流れ落ちる水の音、見上げれば秋の空、青と白に向かって登って行く感覚、雲海と満月の間で温む夜、、、素晴らしい旅でした。
登る。
登る登る。
一晩中明るい夜、白夜のごとく
やがて月は西の空へ。月と太陽のバトンタッチ、沈み行く満月
朝の訪れ、冬の訪れ。
やがて太陽の光に包まれる
巻機山米子沢、いい山でした。